雨の日が続く梅雨の季節。湿気やカビ、洗濯物の乾きにくさなど、どうしてもおうちの中がすっきりしない日が多くなりますよね。そんな時こそ、ちょっとした収納グッズの工夫が、暮らしの快適さをグッと引き上げてくれます。
この記事では、梅雨の悩みをやわらげてくれる収納グッズを5つ厳選してご紹介します。ジメジメを感じさせない空間づくりや、洗濯まわりのストレスを軽減するアイデアが盛りだくさん。いつもの収納に少し手を加えるだけでも、梅雨シーズンを乗り切る心強い味方になってくれるはずです。
「湿気でタオルがにおう」「靴箱の中がムレる」「洗濯物が干しきれない」そんなお悩みに心当たりがある方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
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梅雨に向けた“湿気対策”の基本
梅雨の時期になると、家の中がなんとなくジメジメして、不快感が増すことがありますよね。特に収納スペースは湿気がこもりやすく、放っておくと大切な衣類や小物が傷んでしまうことも。そんな梅雨に備えて、まず押さえておきたいのが“湿気対策の基本”。
換気をしっかり行うのはもちろん、収納スペースそのものの通気性を意識することが大切です。例えば、クローゼットや押し入れの扉を定期的に開けるだけでも湿気のこもり方が変わります。また、湿気は下にたまりやすいので、収納アイテムを床に直置きするのは避けたいところ。すのこを敷いたり、棚を使って空間を上下に分けるだけでも、湿気対策につながります。
何より、「使うタイミングを逃さない」ことが梅雨対策では大きなポイント。梅雨入り前に準備することで、気持ちにも余裕が生まれます。
除湿剤&防カビシートの活用法
湿気を吸い取ってくれるアイテムといえば、やはり除湿剤。クローゼットや靴箱、押し入れなど狭い空間にこそ取り入れたい存在です。最近は見た目もすっきりしたデザインや、詰め替えタイプのものも増えていて、インテリアに馴染むよう工夫されているのも魅力です。
さらにおすすめなのが防カビシート。棚の上や引き出しの底に敷くだけで、湿気とカビの両方にアプローチしてくれる心強い味方です。とくに布ものや紙類の下に敷くと、カビの発生を抑える効果が期待できます。
これらのアイテムは“場所に応じて使い分ける”のがポイント。湿度が高くなりやすい場所には除湿剤、直接物に触れる場所には防カビシート、といった形で工夫してみましょう。
通気性のよい収納ボックスとは?
梅雨の収納において、収納ボックスの選び方も重要です。密閉タイプのボックスは一見安心感がありますが、湿気がこもりやすくなってしまう点に注意が必要です。そこでおすすめなのが通気性のあるメッシュタイプや布製ボックス。
特に布製の折りたたみ収納ボックスは、見た目がやわらかく、使わないときはコンパクトにしまえるのが嬉しいポイント。さらに、内側が防水加工されているタイプなら、床からの湿気もある程度カットできます。
また、ボックスの底にすのこを敷いたり、アイテムを重ねすぎない工夫も通気性アップにつながります。つい「まとめて詰め込みたくなる」収納こそ、少しの余白を意識して風通しを確保しましょう。
水に強い素材で統一するポイント
梅雨の時期は湿気との戦い。特に収納グッズが濡れてしまうと、カビやにおいの原因になることもあります。そんなときに頼れるのが水に強い素材を使った収納アイテム。プラスチックやステンレス、アルミ製のものは拭き取りやすく、湿気がこもりにくいのでおすすめです。
また、布製や紙製のボックスはこの時期だけでも使用を控えるのがベター。水分を吸ってしまうと乾きづらく、収納物に悪影響を与えることもあります。できれば引き出しやケースごと素材を統一することで、見た目にもすっきりし、防湿対策にもつながります。
特に注意したいのは、床に直接置く収納ケース。湿気がこもりやすいので、キャスター付きや棚上収納に切り替えるのもおすすめです。素材を意識するだけで、収納環境は大きく変わります。
浴室・洗面所におすすめアイテム
水回りの収納は、梅雨時期のトラブルが起こりやすい場所のひとつ。湿気がこもりやすく、カビの温床にもなりやすいからこそ、防カビ・速乾仕様のグッズを取り入れるのがポイントです。
たとえば、吊るすタイプのバスケットや水切り穴がついた小物トレーは、通気性もよく清潔に保ちやすいアイテム。吸盤やマグネットで壁面に浮かせる工夫も、床に水が溜まりにくくなる分カビ防止になります。
また、タオルや洗剤などのストックは密閉できるボックスに入れておくと湿気の影響を受けにくくなります。見た目がすっきりするだけでなく、生活感を減らして清潔感もアップ。
ちょっとした収納の入れ替えや置き方の見直しが、湿気との付き合い方を変えてくれます。
グッズを無駄にしない収納場所の工夫
せっかく収納グッズを取り入れても、置き場所や使い方がちぐはぐだと、スペースがムダになってしまうことも。梅雨時期は特に、風通しと湿気対策を意識して収納場所を見直すチャンスです。
まず見直したいのは“置きっぱなし”の習慣。床に置く収納ケースやカゴは湿気がこもりやすいため、なるべく浮かせる・棚上にするなど高さを意識しましょう。
さらに、収納アイテムの中身をこまめに入れ替える習慣もポイント。例えば、梅雨入り前に一度すべての収納ケースを開けて中を確認するだけでも、湿気やカビ対策になります。
また、使用頻度の高いアイテムを手前に、季節外れのものを奥に配置するなど、実用性を意識した配置も◎。収納グッズを“持っているだけ”にならないように、使いこなす意識をもって工夫していきましょう。
梅雨時期に使いたい収納グッズ5選まとめ
梅雨を乗り切るためには、ただ収納するだけでなく、“湿気とどう付き合うか”が重要なカギになります。今回ご紹介した収納術やアイテムを、ぜひ自宅に取り入れてみてください。
- プラスチック・ステンレスなど水に強い素材の収納ボックス
- 吸盤やマグネットで壁に設置できる吊るす収納グッズ
- 密閉できるケースで湿気から守るストック収納用ボックス
- 小物類の整理に便利な水切りトレーやバスケット
- キャスター付きで移動もラクな床置き回避アイテム
日々のちょっとした工夫が、暮らしをぐっと快適にしてくれます。雨が続くこの季節こそ、収納の見直しをはじめてみてはいかがでしょうか。